「右だけ腰が痛い」Tさん主婦(大垣市)

現在の症状と過去の経緯

リーティ公式ラインからご予約のTさん

ご予約時の症状欄:腰の痛み

来院されて問診表に記入頂いた内容を確認すると、カラダの上から順に

肩と腰の痛み
  • 頭痛、肩の痛み
  • 腰痛
  • 脚のむくみ

と気になる症状があるご様子で、特に3日前から腰の右側の痛みが酷く、何をするにも辛い。

最近の寒暖差で子どもの体調も悪く風邪気味になることが増え、抱っこする回数がとても多いと話されていました。

以前、腰痛が酷かったときに整形外科に行ったことも何度かあるようでしたが、原因はわからず取り敢えず痛みを誤魔化す薬を出され、出来るだけ薬に頼りたくないTさんは他に方法がないか探して来られたようです。

当院は医療行為を行う場所ではないことを理解した上で「カラダの状態を診てもらいたい」と話すTさん。

西洋医学とは異なる考え方のもとでTさんのカラダの問題をいくつかお話しました。

それを踏まえて検査、施術をどう進めていくかの内容を説明し、Tさんも「それを診てもらいたかったんです!」とご自身のカラダと向き合う方法を見つけられたことを嬉しそうに話されていましたね。

検査

問診時に座っている姿勢が捻れていること、ご自身でも気づいておられました。

それは立ち上がっても同じ様に上半身が捻れてしまっています。

Tさんは「右側でしか抱っこしていないのが原因ですか?」と何となくそれが原因ではないかと感じておられたご様子です。

抱っこは左右どちらかに偏らないように気をつけることはとても大切です。

しかし筋力が少ないTさんの場合、右利きなのもあり右側でしか支えられない場合はこの様に歪んでしまうことは起こりやすい原因となります。

腰痛は施術で回復したとしても、筋力のバランスが今のままですとまた再発する事も考えられるため、筋力アップが必要なこともお伝えしました。

ただし、筋力アップは痛みがなくなってから始めてください。

その方法も後々お伝えする事を話し、施術に入っていきます。

施術内容を提案

今のTさんのカラダは腰と肩部分に異常な緊張と筋肉の動くタイミングがズレている事が考えられます。

何故タイミングがズレてしまうのかをTさんにお伝えすると、「あっ、子供が脚の上で飛び跳ねた時にとても痛かったんです」と随分前にあった出来事を思い出しました。

それ!とても重要な情報です。大きなヒントになってくるので他にも思い出したら些細な事でも教えてくださいね。

その出来事を踏まえ施術を開始します。

施術開始

最初の15分ほどは全身の筋肉の緊張を優しく取りながら歪みを取り除いていきます。

その後、全身の施術の中でも特に状態の悪い腕から肩、背中から腰にかけて診ていきます。

全身の過緊張が緩んでいく中で、腕から肩にかけての緊張はとても強く「Tさん力を抜いていいですよ!」と伝えても「どうしたらいいんですか?力が入っていますか?」と筋肉の緊張を緩める方法がわからず困っていましたね。

ここまで緊張が入っていると、ご自身ではどうすることも出来ず。自然治癒力だけでは足りない為、現在の状態になってしまったのでしょう。

筋肉が緊張し続けた結果、緩んだ状態がどうだったのかカラダが忘れてしまった状態です。

少しずつ緩んだ状態を施術で再現し、カラダに緩んだ状態を記憶させる施術を繰り返していきます。

そうすると徐々に緩んだ状態を保てるようになっていきます。

この時に大切なのは揉んだり叩いたり等の痛みを伴う行為は厳禁です。

カラダを守ろうと防衛反応が働き緊張してしまいます。

本当に緩めたい時にはこの防衛反応を出さないような施術が効果的です。

特に優しくカラダの反応を感じながら調整することが大切です。

Tさん自身も「今、緩んでますよね?」と忘れていた感覚が少しわかってきた様子でしたね。

この時点で5割ほど緩んできた為、腕から肩はここまでとして背中から腰にかけて行っていきます。

最初の基本の施術で全身を行ってあるため左側は問題ありませんが、右側の筋肉が盛り上がっている状態です。

背中から腰にかけて更に緩める施術を行い、盛り上がり方も徐々に減っていきました。

仰向けの状態で両膝を立ててもらうと「右のここが痛いです」と骨盤の前側に飛び出た骨の周りが痛い状況です。

そこで、その周辺の関わる筋肉を影響度の高い順番に筋肉を緩めていきます。

その際に、膝を立てる角度を少しずつ変えながら行い、どの角度でも痛みが出ない状態にします。

膝を立てた状態で痛みが出なくなったので、最後に負荷をかけて痛みが出るかを確認してみます。

仰向け寝の状態で膝を立て、その膝に対し私の手で負荷をかけながら前後左右へTさんご自身の意思で動かしてもらいます。

Tさん「痛いです」と左右に動かすと痛みが出る状態でした。

そこで、痛みの出る筋肉に対して纏めて強度を上げる施術を行っていきます。

少ない負荷から徐々に調整して膝を動かしてもらうと「あぁ〜痛くないです」と嬉しい表情でしたね。

更に異なる角度、方向への確認も行い、完全に痛みは消失しました。

まだ初回の施術ですがここまで変化が出るとTさんも不思議そうで嬉しそうな表情が溢れ出ています。

不思議ですよね、カラダが治ろうとする力を助けてあげることが大切なのだと気づいて貰えて良かったです。

本日の施術はここまでです。

施術後の確認とアドバイス

今回の施術はいかがでしたか?

Tさん「身体が軽くなってます」と痛そうに動いていた施術前とは別人のように上半身を捻ったり動かして確認をしていますが腰の痛みはないご様子です。

肩の痛みも減っており施術前と比べると半分ほどになったと話されていました。

その話しをしていると「頭痛がないです」とTさんが気付き、どの時点で無くなったかは覚えていませんでしたね。

過剰な緊張は様々な不調を起こす元となってしまいます。痛みがなくなり動かしやすくなった所は、無理なくどんどん動かしてあげてくださいね。

上半身に対する施術も続けていきたいとTさんからご要望を頂いておりますので、次回の施術予約をお取りいたしました。

肩へのセルフケア方法をお伝えし本日は終了です。

子供を抱っこする女性

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