ギックリ腰「どの姿勢も痛すぎて、何とかしてほしい」①

Wさん(大垣市 40代 女性)からのご相談です。

現在の症状と過去の経緯

症状:腰の痛み

1週間前、仕事場から帰宅し車から降りる際に突然「あっっっ痛い」と激痛が走り車から動けなくなったWさん。

激痛のまま整形外科になんとかたどり着き電話で事情を話して車椅子を持ってきて貰ったそうです。

検査結果は椎間板が少し潰れているが関係性は不明とのこと。

痛み止めと湿布、コルセットを受取りゆっくり帰宅するが、痛すぎて車から降りられない状態。

車の中で痛み止めを飲み1時間ほどして、やっと動けそうになり痛みを我慢しながら家の中へ。

ベットで寝ても痛い・・・

どの姿勢になっても痛い・・・

薬が効いて来ても痛い・・・

寝れない状態のまま朝になり、仕事も行けず這いずってトイレに行く生活を3日続けて少し歩けるようになり再度病院へ行くも、進展なし。

発症から1週間が経ち、ご友人の紹介でリーティへ来院されました。

来院されて問診表に記入頂いた内容を確認すると、カラダの上から順に

  • 首の痛み、肩の痛み
  • 腰痛
  • 膝痛
  • 外反母趾

と複数の症状があります。

その中でも今最もつらい症状はもちろん腰の痛みです。

来院された際もゆっくりとすり足で入って来られました。

腰が痛い女性

どの姿勢をしても痛みが強く、「立ち上がる時が怖い」と話されていました。

寝ていても腰が抜けるような痛みがあり、寝続けるとすぐには立てなくなる状態です。

Wさんは「痛み無くゆっくり寝たい」と話されていました。

検査

施術ベットに座った状態でお話しておりましたので、先ずは姿勢を変えず状態を診ていきます。

骨盤、股関節は大きくズレ、骨盤から上が大きく左にズレています。

これらの歪みは筋肉の緊張から来ることが多く、先ずは筋肉の状態を診ながら緩めていきましょう。

筋肉が緩んでくると歪みは自然に取れてくるものですので無理にボキボキする必要はありません。(当院ではボキボキ、押したり揉んだりは、絶対に行わないので安心して受けられます。という説明を施術前にしております。出来る限り痛みが出ないように気をつけながらの施術です。)

施術開始

先ずは座った状態で背中から腰にかけて指○法、捻◯法を行い、背中の張り、腰の張りを取り除いていきます。

10分ほど行った状態でゆっくりと前屈をしてもらいます。

Wさん「あれっ、行けます!」と前屈の動作が楽になっています。

更に深く前屈していくと「痛いです」と曲げ切る手前で痛みが出るご様子。

この場合は痛みが出るほんの少し手前の動作時から〇〇法をかけながら前屈していくと「あああぁ大丈夫です!」と先ほどの痛みは消えています。

同じ様に手技をかけながら3回動作してもらいます。

その後、手技をせずにWさんだけで深く前屈をしてみます。「大丈夫そうです。」と不安な顔をしながら曲げきることが出来ました。

この時の不安は今の状態ではそのままで大丈夫です。

逆に不安無く曲げられると、急に速い動きをしてしまい筋肉に緊張が走って激痛になることも考えられるからです。

その後、仰向け寝になって頂いたのですが、膝を伸ばすと腰が痛くなる為、膝を曲げた状態で腰背部と腿の筋肉を緩めていきます。

左右を10分ほどかけて緩め、膝を伸ばしてもらうと「大丈夫ですぅ、伸ばせました。」と嬉しそうな表情で私も安心しました。

腰痛がある箇所のみを施術していては一向に良くはなりません。

背中や腿などからの影響はとても大きいのです。

腰への負担がかかり過ぎて出た痛みは腰以外の箇所が正常に機能していないために腰へ負担が来てしまう為、腰以外の施術が重要となてきます。

痛いところを揉んでも良くならないのは原因を見つけられていないのに闇雲に揉んでいる場合がありますのでご注意ください。

その後、椎間板を広げる施術を行い、ゆっくりと立ち上がってもらいます。

少し痛みがあるものの、施術前と比べると痛み度合いは半分以下になっているとWさんから聞き、今日の施術はここまでとしました。

最後に確認のため、もう一度仰向けになってもらうと痛み無く仰向け寝が出来ています。

Wさんは「今日は寝られそうです。」と嬉しそうに話されていました。

当院での施術はカラダへダメージを与えないため、施術間隔を短く出来る為、早い回復を望まれる方には翌日に施術を行うことが多いです。

カラダに負担になる施術法を行っている所が多く在るようですが施術間隔は1週間以上開けなければならない様ですね。

当院の様な痛みが出ないように負担なく安心できる施術方法は他にも様々な利点があるので知りたい方は聞いてみてください。

Wさんは仕事に支障が出ているので出来る限り早い復帰を望まれていました。

次回は翌日にご予約を入れ注意事項をお伝えして終了となりました。

今の状態では座りっぱなしは腰への負担が大きいので、椅子ではなくバランスボールなどの柔軟性のある物を使い、足の筋肉にも負担を分散できると良いと思います。

座ることは腰への負担がとても多くなることに気付いてくださいね!

仕事場にも家にも私の椅子はありません。食事の時はバランスボールを使用しています。試してみてくださいね。

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