寝返りしやすい寝具とは?③

腰を反ったまま寝てしまうとどうなるのか?

椎間板の状態は?

上図の腰痛を見ると反ると痛い状況ですが、健康なカラダであれば腰を反る動作自体に問題はありませんしカラダの機能として使うべき動作です。

ではなぜ痛みが出ているのでしょう?

ここからは椎間板について少し簡単にお話しします。

皆さんが背骨と呼んでいる部分が椎骨という骨になります。

この椎骨と椎骨の間にある水分の塊のような柔らかい部分が椎間板と呼ばれるクッション性のある部位になります。

立ったり座ったりして起きている時にはこの椎間板がクッションの役割をして上半身の重さを吸収し動きやすくしています。

しかし、1日使っていると僅かに潰れてきます。

でも大丈夫!寝た状態で適度に筋肉が緩み椎間板に掛かる上半身の重さから解放されゆっくりと元の椎間板の状態へリセットされていくと言われております。

とても単純な原理ですね。(実際にはもっと複雑な要素が沢山あるのですがまたの機会に)

この時点で薄っすらとお気づきの方も居られるかと思います。

寝てリセット出来るかどうかが非常に重要なのです。

寝ている間ずぅーっと筋肉が緊張していては椎間板も回復しにくいですよね。

更に腰が反ったままですと椎骨と椎骨の隙間が狭いままになり回復し難い状態が長期に渡り続いた結果、

耐えられなくなった組織が異常を起こし、椎間板ヘルニアや滑り症、圧迫骨折へと繋がっていきます。

もちろん上記の内容は一例であり、筋肉や椎間板の状態によっては当てはまらない場合もあります。

実際に椎間板ヘルニアがあっても痛みの出ない方もおられます。

痛みが出なくても正常でない状態であることは事実であり、痛みが出る前に早めに回復させる事が重要となります。

毎日、この椎間板をリセット出来るように異常な過緊張のある筋肉を放置しておくことは良い事ではないとご理解いただけたでしょうか?

腰痛と言っても原因は他にも沢山あります。

どこの医療機関で診てもらっても原因不明の腰痛は非常に多いです。

原因不明の腰痛なのに寝具選びだけで回復させようと思っても非常に難しい選択になり、遠回りしてしまうことも良くあることです。

当院では原因不明の痛みをその場で変化が出るか確認しながら施術していきます。

変化が出ると更に深く探り施術効果を高める手技を選択しながら進めています。

施術中は痛みやシビレの変化を聞きながらの施術になりますので気持ちよくて寝てしまってもお声がけいたします。

施術は当院でなくとも構いません、きちんと回復しているかどうかご自身で感じられる、確認できる施術を受けて頂けると良い結果に繋がると思いますよ。

 

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