不妊症と酸化ストレスの対処方法①
最近『酸化ストレス』という言葉を耳にすることが増えています。
さらに近年『酸化ストレスと不妊症』について科学的根拠も証明され注目されています。
酸化ストレスとは?
簡単に説明しますと、呼吸により取り込まれた酸素の一部が「活性酸素」という物質に変わります。
この活性酸素は免疫機能などに必要ものなのですが、過剰に発生してしまうと生活習慣病や認知症、癌などの様々な疾患を発生させる原因となり得るので注意が必要です。
人間のカラダには、過剰に発生した活性酸素を除去するシステムが生まれつき備わっているのですが、ストレスや加齢と共に除去能力が低下してしまいます。
結果、毎日発生する活性酸素と除去能力のバランスが重要となり、溜まる活性酸素がどんどん増えてしまう状況を『酸化ストレス』と呼ばれるようになりました。
不妊症との関係は?(酸化ストレス)
卵子や精子が正常に機能する為には細胞内のミトコンドリアがエネルギーを発生するのですが、その時に発生する活性酸素が過剰になった時、抗酸化力が働いて細胞を守ってくれています。
卵子の質の低下や精子の運動障害は活性酸素が細胞内で過剰に発生し飽和状態になると起こると言われています。
私は大丈夫なの?バランスは大丈夫?
活性酸素は誰でも発生するものなので全ての人が気にかけるべき所です。
不妊症で悩まれている方の中で、以下の症状がある方は特に注意が必要と話す医師も増えています。
- 卵巣予備能力が低下している(卵巣の萎縮、FSHの上昇、AMHの低下)
- 体外受精で上手くいかない方
- 精子の数が少ない方や精子の運動率が低い方
- 婦人科及び他にも疾患がある方
上記に当てはまらないから大丈夫というわけではありません。
現代の医療では、人間のカラダの事をまだ2割程しか解明されていないとも言われ、未知な所が大部分を占めています。
今すぐできる酸化ストレス軽減方法
私自身が実践した方法も含まれますが、適度に自然に触れることはとても大切です。
自然の中でココロもカラダもリセットする。その際には時間を気にせずゆっくり過ごすためにスマートフォンの電源を切っておけると尚よいと思います。
私は海の上にいることが好きでカヤックに乗り5時ごろから海に出て釣りを楽しんでいます。
あっ、この時に紫外線の酸化ストレスがあるのでUVケアは完璧にしておきましょう。サングラスも忘れずに!
暑くなりすぎない10時頃には陸に帰ってきます。
とっても気持ちの良い疲労感です。
その日の夜はいつもより早くグッスリ寝られ翌朝はスッキリです。
そうしてストレスを発散できる時間を作ってあげましょう。
1度きりの人生です。がんばりすぎて自分自身が壊れてしまっては上手くいきません。
これもまたバランスが重要なのです。
妊活中も産後の育児中も、自分だけの為に使う時間を作ってください。
健康な体の為の充電です。
その他にも、活性酸素を抑える方法は沢山あります。
長文になりましたので、またの機会にお話ししますね。