「産後1ヶ月 ぎっくり腰で何もできません」Yさん(大垣市)②
施術後の経過
昨日の施術から1日経ち、激痛で1mを進むのも大変だった状態から、今日は気をつけながらも普通に歩いているYさん。
私と目が合うと嬉しそうな表情で『先生、今日も歩けるんです。』と話しながらゆっくりと施術ベットまで来られました。
昨日の施術から今日までの状態をお聞きすると、
Yさん『ゆっくりであれば動ける様になりました。』と怖さはまだ残っているもののゆっくりであれば生活が出来る状態との事で安心しました。
しかし、座った状態が長時間続くと腰に痛みが出るご様子。
更にそこから立ち上がる際に痛みが辛いとお聞きし、今日の施術はその2点について改善できるように施術を行っていきます。
検査
昨日は背中から腰にかけて左側の筋肉が異常に緊張し、一部コブの様に盛り上がって固まっていました。
昨日の施術前に比べると5割程のコブが出てきています。
更に下肢を調べてみると同じく左側の筋肉が緊張しており、軽く触れるだけでは痛みはありません。
しかし圧痛はあるご様子でしたのでここも取り除いていきます。
施術開始
昨日とは異なり、最初からうつ伏せの姿勢で行います。
うつ伏せの姿勢で痛みが無いか確認すると大丈夫そうです。
左右の足首から施術を行い、下肢から腰背部への筋肉にアプローチしていきます。
3分ほど行った後、腰にあるコブをM〇を使い優しく柔らかくしていきます。
コブがほとんどなくなるまでに5分程行いその適度に緩んだ状態を安定させる施術を行います。
この時点で腰背部に圧力をかけても痛みは出なくなりました。
Yさんに仰向けに寝てもらい、更に腰背部の状態を確認すると僅かにコブが出てきます。
姿勢が変わると筋肉の状態も変わる為、この姿勢でもコブを緩めて取り除いてみます。
3分ほど行うとコブは消失し圧痛もありません。
もう一度うつ伏せになり起き上がろうとすると、『少し腰が痛い・・・』
前回と同じように筋肉を纏める施術を行い、再度起き上がると『痛くないです』と先程よりも楽に立ち上がれましたね。
正座をしてもらい、そのまま前屈を行うと途中45度の角度で痛みが出ます。
背中側の筋肉が上手く動いていない為、背中の筋肉を緩めながら上手く使えていなかった筋肉をサポートしながら動かすと『大丈夫です。痛くない』と問題なく前屈が出来るようになりました。
その動きをサポートしながら3回繰り返し、筋肉の動きを再学習しました。
その後は私のサポートなく動いても問題ありません。
その場で立ち上がって貰うと『軽く立ち上がれます!』とびっくりしていましたね。
以前から徐々に複数の筋肉の働きに異常が出てしまい正常な筋肉の動き、タイミングになっていなかったことが続き徐々に腰に負担になっていた様です。
昨日の施術後よりも軽く立ち上がれるようになり嬉しそうなお顔が見れて私も嬉しいです。
次回は3日後にご予約をお取りしました。
それまでの経過の記録ととセルフケアを忘れずに行ってもらうようにお伝えし本日の施術は終了となりました。
Yさん、動きやすくなっても怖さが残っていると最後に話されていましたが、その怖さはまだ必要な状態であるとカラダが教えてくれている大切なことです。
その怖さがあるおかげで、無理せず慎重に動くことが出来るのです。
痛みが無くなった状態=完治 ではありません。
痛みが出ないレベルまで回復していますが、無理をすれば痛みは出てきます。
速い動きや負荷を掛け過ぎない様にお気を付けくださいね。