知覚過敏が気にならなくなった (Fさん30代)

肩こりと首の痛みで来られたFさん

パソコン作業中に肩こりに悩む女性

問診時にお聞きした症状以外に気になることはないですか?と聞くと、「知覚過敏が酷くて歯医者に行ってもまだ痛いんですけど治りませんか?」と話されていました。

歯医者さんから「筋肉の緊張から来る場合もあるので整体などを受けてみては?」と薦められたことがあり、気になっていた様です。

問診から見えてきた症状

システムエンジニアをされているFさんはPCと向き合う時間がとても多くなってしまう為、4年ほど前から肩から首にかけて痛みが出たり、吐き気が出ることもあったそうです。

週の半分は頭痛で悩まされ、仕事を変えようかと考えるほど辛い症状のようです。

私自身も十数年前は設計、解析の仕事をしており、無理が祟りFさんと同じ症状を経験している為、その辛さはとても理解できる内容です。

施術前の問診からは仕事から来る症状であることが推測されます。

今までどの様に対処してきましたか?

毎週、マッサージをしてもらいに行っていました。

マッサージを受ける女性

Fさん、効果はどうでしたか?「マッサージを受けた直後はスッキリした感じがするのですが持続せず以前より酷くなっています。」

緊張した筋肉を揉んだり叩いたりしても緩まないんだと実感し、歯医者でも「揉んでも緩まないんですよ!」と言われたそうです。

マッサージが駄目なら何が良いのかネットで色々と調べて、優しく触れたり揺らしたりして緩める方法を知り、どこで受けられるか検索してみました。

最短で改善させる方法は?

それは、PCなどのモニターを見る作業を辞めることです。

PC、スマホ、タブレットなどの画面と一切関わらないことです。

最近では『デジタルデトックス』とも言われていますね。

しかし、今の仕事を辞めることにもなるためその決断ができる方はほとんど居られないと思います。

今の仕事は続けたい・・・

けれど辛い症状は治したい・・・

であれば施術で出来る限りの改善を目指す他ありません。

もちろん、今すぐにスマホを見る時間は減らせるはずです。

検査

全身の筋肉の状態を診てみると、首、肩、背中、腰の緊張が強く入っていました。

アゴ周りの状態を確認すると口を開く際にゴリゴリっと関節から嫌な音が出ています。

その際に痛みは無いようですが、大きくしっかりと開くことは出来ていません。

施術内容を提案

今のFさんのカラダに歪みは僅かです。

腰から上の筋肉を緩めることを中心に行う施術を行った後、アゴ周りをどの様に施術するか詳しく説明しました。

施術開始

20分程かけて全身を緩めていきます。

その後、首周りの可動域を広げる施術を行い随分と軽く動くことに感動しているFさん。

左右を向いてもらうと「こんなに軽く回るんですね!」と突っ張っていた筋肉に柔軟性が出て動きやすくなりましたね。

更に、アゴ周りの筋肉を優しく緩めていきます。

口を大きく開けた状態で力を抜いてもらうと、無意識に力が入ったままになっていることがわかりました。

その状態で更に施術し緩めながら可動域を徐々に広げて行くと大きく口を開けれるようになってきましたね。

その時、最初にあったゴリゴリと嫌な音がしていたものはコクっと小さな音に変わっていました。

Fさんも「大きくスムーズに動きます!」と不思議なことが起こったかの表情で笑っていました。

施術後の確認

肩と首の張りや痛みは半分ほどに減っているようです。

アゴの動きがとても良くなった為、大きく開けるのですが、開き切ると少し痛みが出ているようでしたので動作〇〇法を3回行い再確認。

Fさん「あぁ〜大丈夫そうです」と開いたままで話せるほどなので問題ないですね。

知覚過敏については影響している筋肉を緩めてありますので変化を次回教えてくださいね。と伝え初回は終了。

1週間後の状態は?

その後、1週間が経ち来院時に状態をお聞きすると、

Fさん「あの日から知覚過敏が気にならなくなった」と笑顔で話されていました。

しかし、仕事が忙しく、セルフケアも中々出来ていない為か首から肩にかけての張りが以前ほどではないものの出ているようでした。

アゴの状態はこの1周間維持できている様で安心しました。2回目の施術も前回と同様に進めていきます。

今後の変化は、またこちらでご報告いたします。

Fさんにはセルフケアの重要性を再度お伝えして続けられる方法を提案いたしました。

次回を楽しみにしております。

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