「妊娠5ヶ月 腰から腿裏が痛い」Tさん(大垣市)①
Tさん(大垣市 30代 妊婦さん)からのご相談です。
現在の症状と過去の経緯
症状:腰から腿裏の痛み
当院に来られる1ヶ月程前から整形外科と他の治療院にて施術を受けていたのですが全く良くならず徐々に悪化してきている状態が心配になり、子育て中の友人に相談した際に大垣市に在るリーティの事を知りご紹介にて来院となりました。
来院されて問診表に記入頂いた内容を確認すると、カラダの上から順に
- 首の痛み、肩の痛み
- 腰痛
- 腿裏の痛み
- 足首の張り
と複数の症状があります。
その中でも今最もつらい症状をお聞きすると、Tさんは「立ったり座ったりの動作が痛いです。」
来院された際の歩き方も非常に辛そうでした。
更にお話を伺うと、長時間座った後の立ち上がりが酷く痛む様で、腿裏だけでなく前側にも痛みが出るご様子でした。しかし、10分ほど歩いていると痛みは気にならなくなっている事が判りました。
痛みが出始めた時期より前は殆ど動かずに生活しておられた事も痛みが出た要因になっていそうです。
検査
先ずは一番痛い動きが出る前の座った状態で検査していきます。
骨盤や股関節は大きくズレていますが妊娠中の骨盤のズレは当然のように出るものです。
骨盤が左右交互にずれながら赤ちゃんのスペース作るために広げているので正常な働きです。
更に骨盤のズレを股関節がバランスを取るためにズレてきていることもズレ方から検査で確認できました。
股関節から膝までの間にある複数の筋肉が緊張しており、過緊張により痛みが出ていることが推測されます。
施術開始
先ずは座った状態で背中回りに指○法を行い、背骨の歪みを取り除いていきます。
その後、仰向け寝になって頂いたのですが腰が痛くて辛い様でしたので楽に寝られる横向きに寝た状態で腰から足先まで施術を行います。
動き始めに起こる筋肉の異常を足を上げる角度毎に調べ、異常が出る角度にて○○法と横〇法を左右5分ほど行ってから再度動かして異常が出ないか確認をしました。
寝た状態での動きはほとんど問題が出なくなっている為、5分程座った状態から確認してみます。
Tさんに立ち上がってもらうと『痛いです』と、そう簡単には解決しない様です。
次はもう一度仰向け寝になってもらいます。
最初に仰向け根が痛くて出来ない状態でしたので横向き根からゆっくりと仰向けになって貰うと『ああ~大丈夫そう、ちょっと左腰が痛いけど大丈夫です』とTさん。
ちょっとの痛みでも宜しくは無いため、片脚○○法にて左脚に対して行ってみます。
1分ほど行いもう一度左脚を伸ばしてもらうと恐々『んん~、あぁ~あれっ?痛くない』と不思議そうなお顔です。
片脚○○法が良好なので両脚を○○法を行い、再度座った状態でお話を伺います。
5分後、Tさん立ち上がってみましょう『さっきよりも全然痛みが楽です』と楽になっているご様子です。
10段階で施術前と比較評価してもらうとTさんは『痛みは5です』と半分になっていましたね。
セルフケア指導を行った後、次回の予定を2日後に決められて本日は終了となりました。
施術間隔は私からおすすめの期間を提案いたしますが、患者さん自身で決めて頂いております。
今回Tさんは早く痛みを取りたいので希望時間が空いている2日後にしました。
Tさん、適度に動く事とセルフケアは毎日行う!先ずはその2つを無理せず様子を見ながら行ってみましょうね。