「右腕から親指まで痛ダルい」Yさん(大垣市)
現在の症状と過去の経緯
リーティ公式ラインからご予約のYさん
ご予約時の症状欄:腕の痛み
来院されて問診表に記入頂いた内容を確認すると、カラダの上から順に
- 肩こり、腕の痛み
- 腰痛
と3つの症状があり、その中でも1ヶ月前から右腕の痛みが酷く、『右腕から親指まで痛ダルい』と話され、夜寝る際にも痛ダルいのが気になり眠れずつらい状態です。
接客業の仕事が忙しく、重いものを持つことも多いためではないかとYさんも感じていたご様子です。
2週間前に整形外科で検査してもらったそうですが特に異常はなく、処方された痛み止めの薬を飲んではいますがスグに痛みだすのが辛く診てもらいたいとお話を伺いました。
思い当たる原因はお仕事での負荷だけとのことでしたので、それを踏まえて検査、施術をどう進めていくかの内容を説明しました。
Yさん自身も病院での対応で一向に良くならなかった事から心配になり、娘さんの勧めで来られたことを話していただきました。
検査
立っていても座っていても、上半身が大きく湾曲しています。
湾曲の要因となっている骨盤も左右で大きくズレていました。
Yさん自身もスカートがクルクルと回ってしまうと話されて、この歪みからご自身で納得されたようです。
肩から指先にかけて筋肉の状態をチェックすると無意識に力が入ったままで、『Yさん、力を抜いてくださいね』とお伝えしてもどう抜いたら良いのかわからずに困っていましたね、それほど筋肉が硬直した状態だということです。
施術内容を提案
今のYさんのカラダは上半身の異常な緊張が強く出ており、先ずはそこから筋肉を緩める施術を提案しました。
又、腕の痛みがある箇所はお仕事で行う負荷のかかる動作を再現してもらうと、その動きに関わる筋肉と痛みとが一致しています。
その動きの関わりをゆっくり説明しながらどのように 施術するかを細かく説明していきます。
施術開始
最初の15分ほどは全身の筋肉の緊張を優しく取り除く基本となる施術を行いました。
その後、全身の施術の中でも特に状態の悪い腕から指にかけて施術していきます。
指の動き、手首の動き、肘、肩の動きに対して可動範囲や筋肉の弛緩具合をYさんと確認しながら施術すると色々と分かっってきました。
特に力を入れた直後の筋肉が固まって緩まない状態が数秒間続いています。
正常な状態であればパッとスグに緩むのですがその反応が上手く機能していません。
又、腕を伸ばした状態で3箇所の筋肉がガチガチに固まっているため、〇〇法と指◯法を使い優しく徐々に緩めていきます。
正常な範囲まで緩んで来たため、次にゆっくりと動作して頂き、力を抜いた瞬間にスグに緩むように〇〇法にて緩めること5分ほど、徐々に緩むタイミングが速くなってきましたね。
この時点でYさんに、『痛ダルい所はないですか?』とお聞きすると、
Yさん:『あぁ〜全然痛くないです。ダルさも気になりません。』と嬉しそうに話されていましたね。
今日は痛みが出ない状態にまで回復していますので、この時点で今のカラダの状態、筋肉の使い方を脳に記憶させる施術を行います。
この記憶が施術後に長く維持できる様になる重要なポイントになります。
本日の施術はここまでです。
施術後の確認とアドバイス
今回の施術はいかがでしたか?
Yさん「今日は痛み無く寝られると思うとホッとしています。」ゆっくり寝られることに幸せを感じたい今の気持ちを話されていましたね。
現時点では痛みはありませんが、施術後にどの程度の期間維持できるかは人それぞれ異なります。
生活習慣や、仕事を休めるか?負荷をかけないように安静にできるか?などは人それぞれ異なります。
今回の施術で痛みの原因が何だったのかわかりました。
術後に5箇所の筋肉に問題が在った事が施術をしながら痛みがなくなっていくことで確認できましたね。
今後は施術後に痛みが無くなる所から更に余裕をもたせる事が課題です。
痛みがなくなれば良いとお考えの方も居られますが、徐々に溜まっていた負荷が一線を越えた所で痛みに変わると考えてみてください。
もちろん痛みの種類によっても捉え方は変わりますが、今回のように負荷をかけ続け痛みとして出ている場合は突然発生したのではなく、徐々に悪化していたと考えられます。
今回の施術で痛みが無くなったとはいえ、痛みが出るか出ないかギリギリのラインまで回復したに過ぎません。
そこからどの程度余裕をもたせるかが今後、負荷をかけても痛みが出ず快適に生活できるようになるかが決まると考えて頂ければと思います。