「妊娠5ヶ月 腰から腿裏が痛い」Tさん(大垣市)②
前回の施術から2日後までの状態
前回の施術後に痛み具合は半分ほどに改善していましたが、その後の状態はどうであったかお聞きします。
Tさん「立ったり座ったりの動作は腿全体がすごく楽になりました。」
「でも、1時間以上座っていると立ち上がる時に痛みが出ます。以前ほど酷くはないのですが少し痛いです。」
腰痛はどうですか?
Tさん「気にしていなかったので痛みは無いと思います。」
という状態でした。
残っている腿の痛みについて更に診ていくことになりました。
施術
先ずは全体の歪みや筋肉の状態、バランスを検査します。
前回の施術から2日後ということもあり大きなズレはありませんでしたが、腿周辺の筋肉は緊張してきています。
全体の筋肉の緊張を取り除く施術から始めます。
15分ほどかけて全体の施術が完了。
問題の腿周りを集中してみてみます。腿裏も表も貴重が入っているのですが、緊張が入っている筋肉は股関節から始まっていました。
これは施術を行いながら筋肉の緩み具合でどこから影響していたのか判断できます。
更に膝下の筋肉に対しても施術し、足首まで入念に◯転法と動作◯◯法を行っていきます。
仰向けの状態から起き上がり、座った状態を10分ほど続けてみます。
その10分の間に肩や首周りの施術を行います。
腕を回してもらうとゴリゴリと音が聞こえるほど筋肉に緊張が入っています。
緊張を取り除く還元法を行い、徐々に解かれていくと先程のゴリゴリ音は消えていきました。
ご自身で動いてもらってもゴリゴリは聞こえません。
大丈夫そうですね。10分が経ちましたので立ち上がる動作時の痛みを見てみます。
Tさん「立ち上がる途中が少し痛くて立ち上がってしまえば大丈夫です。」
これはおそらく動作〇〇が起こっているためと推測し、動作〇〇法にて動きの途中に出る痛みを取り除いていきます。
Tさんに動作〇〇法をかけながら再度立ち上がってもらうと「あぁ〜〜痛くない」と不思議そうな表情で笑っていましたね。
手技をかけながら同じ動作を更に2回行います。
次に私が触れない状態で立ち上がってもらいます。
Tさん「あっ大丈夫です。何でですか?」と笑っていましたね。
これは筋肉の動くタイミングがある角度に来たときのみ僅かにズレることで起こる痛みなのです。
この様な痛みは薬で取ることが出来ませんが、手技による短時間の施術で変化が確認できます。
ある角度だけ痛い場合は筋肉の動作タイミングを疑ってみてください。
この時点で本日の施術を終了いたしました。
痛みをお聞きすると10段階で残り2まで回復しています。
現時点で残っている2は違和感とのことでしたので、適度に動いていけばこのまま違和感が消えることと思います。
次回は3日後に施術予約をお取りして終了となりました。
3日後の状態を診て問題なければ1週間〜2週間ほど間隔を開けて施術を行い以上がなければ治療は終了となります。
その後は運動療法やセルフケア方法を続けて頂ければ再発を防ぐことが可能です。
何もしなければ再発する可能性が高くなるのは言うまでもありません。
元の原因は普段の生活習慣に在るためです。見直し変える努力は必要ですね。