「腕がダル痛い」 大垣市(40代 主婦)Aさん
現在の症状と過去の経緯
リーティ公式ラインからご予約のAさん
ご予約時の症状欄に右腕の痛みと記載
来院されて問診表に記入頂いた内容を確認すると、カラダの上から順に
- 頭痛、首の痛み、肩の痛み
- 腕の痛み、背中の痛み
- 腰痛
- 冷え
と複数の症状があります。
その中でも1番つらい症状をお聞きすると、左腕の痛みダルさがとても辛いご様子です。
過去に事故やケガはなく、考えられるのは育児での負荷ではないかと話されていました。
右手で家事をしながら左腕で抱っこすることが多くなってしまい、現在に至るご様子です。
この時点で左腕の筋肉が抱っこし続けたことにより緊張が解けにくい状態が長く続き固まった筋肉原因で今の症状に繋がったと考えられます。
検査
早速検査を行います。
全身をチェックすると左腕で抱っこしている癖がカラダ全体の歪みとして出ていました。
また、左腕には無意識に緊張が入っており、私が「Aさん、だら~んと力を抜いてくださいね」と声をかけてもガチガチのまま緩みません。
Aさんも「私、力が入っているんですか?どうやって力を抜くんですか?」とご自身の身体なのに上手く力が抜けないという事実を初めて気づいた状態です。
背中から腰にかけて左側の筋肉が硬くなり後ろに盛り上がった状態です。
更に股関節も左側が強く緊張して緩みません。
施術内容を提案
今のAさんの状態から全身の筋肉の緊張を取り除く施術を最初に行い、その後左腕の痛みを取る順番を提案しました。
Aさんも何故その順番なのかをご理解頂いた上で施術をスタートします。
施術開始
先ずは全身の筋肉を緩めるための施術、指撫法、捻転法などの痛みの出ない優しい施術でカラダを安心させて筋肉を緩ませていきます。
15分ほどで第1段階の全身にかけて施術が終わりました。
この時点で歪みを確認すると腰から下の歪みはキレイに揃ってきました。
しかし上半身の歪みは強く入ったままです。
次に左腕の痛みに対して施術していきます。
実際に赤ちゃんを抱っこして頂き、その時の腕の角度や高さの状態で緊張している筋肉を緩めていきます。
痛みが発生した原因を再現した重さ、角度で施術することはとても重要で、筋肉が緊張しすぎた状態から解くことが必要です。
抱っこしながら施術→赤ちゃんをベットに戻して施術→抱っこしながら施術→赤ちゃんをベットに戻して施術
と3回繰り返すと、抱っこしているときの筋肉の緊張が弱まりました。
そこからベットに戻すと、すぐに筋肉は緩みません。
そこで背骨や肩甲骨付近から腕に繋がる筋肉に対して施術していきます。
5分ほど行って再度抱っこしてからベットに戻してみるとAさんは「痛くないです。ダルさもかなり軽くなりました。何でですか?」と不思議そうなお顔で見ていましたね。
更に5分肩甲骨周りを中心に緩めていき再度確認するとAさんは「あぁ〜楽です、かるいです」と嬉しそうでしたね。
施術後の確認とアドバイス
今日の施術はここまでにして、左腕だけでだっこしないようにお伝えしました。
癖で同じ腕ばかりに負担がかかり過ぎでしたね。
左右をこまめに変えながら負担軽減したり、腰に乗せる様にしたり、腕ばかりに負担が行かないように座って抱っこするのにも慣れさせておくとよいです。
立って揺れていないと泣き止んでくれないこともありますが、座った状態でもバランスボールのようなクッション性があるものの上であれば揺れた状態が作れる筈です。
試しにやってみるのもおすすめです。
因みに私は椅子に座ることはありません。食事の時はバランスボールです。
腰痛予防にもとっても良いんですよ。
詳しく知りたい方はいつでも聞いてくださいね。