「左脚がジリジリ痛いです」大垣市（５０代 女性）Tさん
リーティ院長現在の症状と過去の経緯
症状：左脚の痛み、しびれ
LINE予約にて予約されたTさん、予約時の症状欄には『脚のしびれ』と書かれていました。
初めて来院され、お会いした時には歩くとジンジンと痛むご様子です。
椅子に座り適度な角度で膝を曲げている時が一番楽だとお聞きし、その様に座って問診を始めました。
半年前からしびれが出だし、日毎悪化している様で直近で行かれた整形外科の先生からは腰の椎間板が原因だから手術を勧められたそうです。
問診表に記入して頂いた症状は
・脚のしびれ、痛み
その他にもあった気がするけれど、今は左脚が辛過ぎて他は気になりません。
との事でした。
又、じっとしているよりも動いている方が楽なご様子で、パソコン作業などの時がとても辛いと話していただきました。
又、夜に痛みで寝られない事も数時間続く様です。
検査
立った状態から検査を始めると骨盤から上が右側に大きくズレて乗っている状態です。
左脚に負荷がかからないように重心を右側に逃がして生活している状態で、
背中、腰、骨盤周りの筋肉だけでなく両脚共に過度に緊張が入っておりガチガチの状態です。
これではとても辛いと思います。
施術開始
椎間板に異常があることは医療機関の検査にてハッキリと映し出されているので問題の一つではあります。
しかし、今の状態で椎間板を広げるための牽引を行っても周囲の筋肉がガチガチであることや、上半身の歪みからくる椎間板への負担を取り除くことから始めなければなりません。
初回の施術ではこの筋肉の過緊張を緩めることをメインで行うことで施術中にしびれや痛みの変化を確認していきます。
Tさんに施術の進め方を説明し、痛みが出ないような施術法で優しくゆっくりと緩めていきます。
Tさん自身が今一番楽な姿勢でいることが大切なので、最初と同じ様に座った状態から始めます。
座った状態で全身にかけて優しく触れながら異常のある筋肉に対して施術を行っていきます。
１５分ほど行った中で、膝を揺らした際に股関節内側に激痛が走る為、次の段階に行く前に取り除いてみます。
痛みが出ないように注意しながら少しずつ緩めていくと、徐々に膝を揺らせるようになってきました。
Tさん自身も「痛くないです、なんでですか？」と不思議そうにしていましたね。
次に仰向けで寝ていただくと左脚の前面がジンジンして痛むご様子。
横向きに寝ていただき痛みが出ない角度まで膝を曲げ施術していきます。
１０分ほど優しく緩め、再度仰向けに寝て頂くと、先程までの痛みが少し楽になったようで「痛いですけど、さっきよりは楽です。」と変化が出てきました。
立ち上がってもらい歩いたり座ったりを確認してみると痛みは３割ほど減っている動きと、変わらずに痛い動きと分かれています。
家での生活やお仕事などに関わる注意事項をお伝えし初回の施術は終了いたしました。
初回施術日から２日後
嬉しそうに入ってこられたTさん。
お身体の状態はどうですか？とお聞きすると「全然ちがいます。ジンジンしないんです！」と嬉しそうに笑顔で話されていて私も嬉しいです。
「夜も眠れるようになりとても快適、今までの状態がウソの様に無くなりました。」
と話すTさん、詳しくお話を聞くと朝までグッスリ眠れたことや、日中の痛みも気にならない程でとても快適だそうです。
この時点で私は違和感を感じており、２回目の施術を始めるとすぐに異常が出てきました。
まだまだ過緊張があり、仰向けで寝ると痛みが出てくるのです。
この筋肉の状態であれば当然そうなるのですが、Tさんにとっては劇的な変化だったのです。
今の痛みは以前と比べれば我慢できる程だと話されていました。
引き続き、筋肉の異常を取り除く事をメインで行っていきます。
皆さんが気になる歪みについて診ないのか？と疑問を持つ方も居られます。
歪みは無理に矯正するものではありません。
筋バランスが整えば、自然と歪みは消えていきます。
この筋バランスを整える技術が無いと、無理やり力技を使うしかないのかもしれませんね。
私は幸運にも力技を使う必要がないので優しく痛み無くバランスを整える事を中心として今回も施術が完了いたしました。
次回、Tさんがどの様に変化しているのか楽しみです！
今回は施術後に２種類のセルフケア方法をお伝えしました。
無理せず痛みの無いように気をつけながら行ってくださいね。
動いた方が楽だと感じる方、その場合は適度に体を使う動きが改善への近道となります。
どの様に動くと良いのか？どの程度動けば良いのか？は皆さんそれぞれ個人差がありますので、身体の状態を診た上で、アドバイスが出来ますのでご相談ください。
